「音」についてのお話 第7話

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2010年03月03日 14:28


お待たせしました!

音のお話の第7話・・・


フィッシングショーやなにやらで忙しく中々更新できずすみませんでした


いよいよ続きの再開です


前回までに状況1「時期」、2「時間」まで解説したので今回は

3「レンジ」にいってみよう!


レンジ・・・

皆さんも知っての通り、シーバス釣りには絶対欠かせない要素の一つである「レンジ」

では、それがどの程度「音」に対して影響するのか?考えてみよう


以前にも少し触れたことがあるが水深によって当然の事ながら水圧が変化する

水深が深くなれば水圧は高くなるのは承知の通り

水圧が高くなると水の密度は高くなる

すると、水温の低い状態と近い状態になる。

しかも水深が深くなれば水温も下がり、さらに暗くなっていく・・・

言い換えれば、水深が深いと↓

密度が高い、水温が低い、暗いとなり

寒い時期の夜に条件が非常に近くなる


あら不思議!

夏の昼間なのに水深10m以下は冬の夜?なのだ!


そう!

単純に「昼間だから」、「夏だから」ではなく、今狙おうとしている水深は、どの状態なのかが重要!


そこで、前回の疑問が解決できるはず。

前回の疑問↓

デロデロジギングは、昼間なのに何故ゆっくりなのか?

 

そうなのだ


昼間なのに「ゆっくり」な理由は、水深が深いからなのだ

水深が深く水圧がかかり更に水温も表水温より低いので水の密度も高く、更に暗い、おまけに冬・・・

ダブル、トリプルのゆっくり効果でデロデロジギングは、極スローともいえるゆっくりの巻きで十分効果的な音が出せるのだ!


分かったかな?

試しに、今度ジギングする機会があればボトムから表層まで同じスピードで巻き続けてみよう

そうすると、ボトム付近→中間→表層とそのジグの位置によってリールの巻き抵抗が段々と軽くなっていくことに気づくはずだ。

これこそが、水の密度をアングラーが実感している証拠だ!

だからデロデロジギングは一定のスピードでリールを巻くのではなく、一定の圧力を掛け続けながら巻くことが重要

潮の流れを無視すれば、着底から表層までリールを巻くスピードはどんどん速くなるはずだ


えっ!変化が感じ取れないって?


頑張って感じ取れるように練習しよう(^.^)

この時ハイギアタイプのベイトリールの方が感じ取りやすい(理由は自分で考えてね)はずだよ!


同様に他の時期でも狙う水深が深くなれば、表層近くの釣りに比べ比較的遅めの釣りが効果的になる場合が多い

もちろん深くても速いほうが効果的な場合もあるが・・・


基本的にそう捕らえて問題ないだろう!

具体的にどのくらいの水深でそういった現象が起きるのかは、潮の透明度や時期によって違うようだ

濁りがきついほど、すぐに太陽の光は届かなくなり暗くそして冷たくなる

おおむね↓

夏は5mで夜、10mで(水温が)冬になり

冬は10mで夜になると考えても良いんじゃないかな?

冬場より夏場のほうが表層と深いところの水温差があるようだ。

もちろん東京湾での話ね!


ここまでの話をまとめて見よう

ここでは、昼間に焦点を当てて話をしよう!


まず一番先に考えなくてはならないのが、その時期に限らずどのレンジを狙うのか?

そして、そのレンジは今、明るいのか?暗いのか?

暗くなればなるほどシーバスは、音に敏感になる

次にそのレンジの水温は、高いのか?低いのか?

水温が高ければ水の密度は低く水が軽い、逆に低水温なら高密度で重い

しかも、水深が深ければ水圧も高くなり更に密度は高くなるので水の密度は水深に2乗するくらいの感覚(実際は知らない?)で考えても良い。


ということから、高水温の表層→ルアーは派手に動かし、大きな音を出さないと効果が出ない。

低水温の深いところ→ルアーはおとなしく動かし、小さな音でも効果は大きいし、場合によってはちょっとでも派手に動かすと音の大きさにシーバスが警戒することもある。


*ここで、シャカシャカジギング等に代表されるシーバスジギング船(大型乗合船)で行われているハイスピード巻上げ後フォールの釣り方は何故、早巻きなのか?

の疑問もわいてくるアングラーも多いかと・・・

これにもきちんとした理由もあるが、これに関してはいずれちょうど良い場があれば解説したいと思う。



さて、それでは夜の場合はどうなのか?

これは、次回に「状況4、明かり」でまとめて解説するとしよう


ということで今日はここまで!

(^_^)/~



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