「音」についてのお話 6話

f-real.com

2010年02月12日 08:22

音の続きです!



前回は、時期による効果的な音だったよね!

覚えているかな?

夏は騒がしく、冬はおとなしくだったよね・・・


今回は、「2、時間」についていってみよう!


時間

そうは言っても、何時という細かい時間でなく単純に明るい時間、暗い時間の2つで考えてよい


時間帯別に考える前にこれをまず・・・↓

シーバスには、明るい時間に活動する固体と暗い時間に活動する固体が別々に居る。

厳密に言うと、暗い時間に活動していた魚は、日が昇ると同時に活動を止め、明るくなるに連れて活動を開始する魚がいるようだ・・・

暗い時間に釣れていても明るくなった途端に釣れなくなったり、その逆だったり・・・場合によっては、夜のうちに釣れている状態から明るくなると同じ場所を攻めているにもかかわらず明らかに釣れている魚のアベレージが変化することが多い。



それからもう一つ・・・↓

シーバスは、何を頼りに餌を探し、捕食しているか考えてみよう

皆さんが真っ先に思いつくのは「目」で見えるものだろう。

確かにその1つだ

でも、ここまでずっとこのブログを読んでいたアングラーは「ピン」と来たはず

そう、「耳」と「側線」(ここでは側線に絞ってしまいます)で感じる音

他にも「鼻」で感じる匂い(味)なども関係するが、ルアーの場合一部を除き基本的に無視してよいだろう。

ということは「目」と「側線」の2つに絞られる


そう、この2つの役割の比率が明るい時間と暗い時間に好まれる「音」に変化が生まれる


明るい時間は、当然周囲が明るい

明るいということは「目」が利く状態だ

なので、音だけではなくルアーのシルエットや放つ光等も重要になる

また、おそらく推測ではあるが「目」に神経を張り巡らせる分「側線」にいく神経が夜に比べて少し鈍くなるように感じる


こういったことを考えるとルアーに動きそのものは、ある程度大きく当然音も大きめになることが想像できる

ルアーを大きく動かすことで「光」も大きく放つことも出来る


経験上明るい時間のシーバスは、第1段階として「音」でルアーを発見し近づく→第2段階で「目」で目標物を確認しアタックすべきものかどうかを判断→最終段階として「音」で位置を確認しバイト・・・

となるケースが多いようだ

このことから、シーバスにルアーの存在を気付かせるために大事なのは「音」ということが分かる

これがズレていると発見すらしてくれない(場合によっては逃げる?)・・・

この場合の音で発見させる効果は、相当強大なのだ

かなりルアーから距離があってもルアーを発見させることが出来る

それだけに音の違いの好き嫌いがより重要になる


まず、このシーバスを寄せる「音」があって始めてルアーのシルエットや色などの他の要素が必要になってくる

音:光の比率は7:3くらいのイメージかな?

光も重要だが、それでも音のほうがより重要!


では、暗い時間は?

というと原則的には、明るい時間と同じなのだがシーバスが集中する「目」と「音」の神経の比率がぐっと「音」よりに変化することが大きな違いだ

暗い時間は当然シーバスも「目」に認識することは明るい時間に比べて困難になる

そこで「側線」に頼る比率が明るい時間帯に比べ格段に大きくなる

音:光の比率は、9:1以下と考えてよいだろう

これは、人間も同じじゃないかな?

真っ暗闇で全く目が利かない状態では「耳」に神経が集中するのでは?



ただ人間の耳は、その音だけでそのものの距離や大きさを聞き分けることは出来ないがシーバスは、それが出来るようだ・・・

早い話が暗い時間は、シーバスも耳を澄ましている状態と思ってよいだろう

そんな耳を澄ましている時に騒がしい音がしたらどう思う?


そう!

うるさいよね・・・

まあ、本当にそうなのかは、シーバスに聞いてみないと分からないけどね


でも、そうだと仮定すると暗い時間は、シーバスの耳(側線)は鋭敏になっているので微小な音にも敏感に反応する

なのであまり大きな(騒がしい)音は、逆効果(嫌いな音)

ということで、暗い時間は小さな(弱い)音が効果的(好きな音)なことが分かる


冒頭で説明した時間帯別に活動する魚が別々にいると話したが、この目と耳の使い分けを瞬時にするのでは無く、最初からこの準備をして臨戦態勢で居ることからこういった現象が生じるのだと思う。


ここまでをざっくり(得意の)まとめると・・・↓

昼は大きく、夜は小さくが基本

言い換えれば昼は速めに、夜はゆっくりルアーを動かす

こんな事言わなくてもすでに多くのアングラーはそう実践してるんじゃないかな?

でも、意外と何でだか理由は分からずに「そう」言われているから「そう」しているアングラーが多いんじゃないかな?


これからは、きちんとその意味を考えてルアーを動かすとより効果的のはず


さあ、基本が理解できたところで疑問が生まれたアングラーも居るはず

そう、昼間のメタルジグは「ゆっくり」なのは何故?


前回、時期の話で「冬はおとなしく」と解説したのだがどういうことなのか?

実は、この後に続く「レンジ」が重要になる



それでは今回はここまで・・・・

次回は「レンジ」の違いによる効果的な音のお話をしていきましょう!

(^_^)/~



あなたにおススメの記事
関連記事