「音」についてのお話 4話

f-real.com

2010年02月08日 08:03

お待たせしました!

週末は、ガイドで忙しく続きが書けなかった・・・

ゴメンナサイ



先日、「ある特定の音が好み」と話したがそれはどういうことか?


この特定の音には数種類あると考えられる。

ここでは、生物的な鰯の泳ぐ動きとか、バチがだす波動とかそういう食性に訴えかける具体的なものではなく「ルアーに反応してしまう音」

言い換えれば「ルアーにアタック(食べる目的も攻撃目的も含む)せざるをえない音」の話


その先にベイトフィッシュやバチ等の食性に関する部分のマクロ的なメソッドにもつながって行く・・・


シーバスが反応する音の考え方は、ベイト中心ではなくルアー中心に考えたほうが良い。

所詮ルアーは何処まで言ってもルアーであり生き物になることは無いのだ


逆に言えば、そこがルアーの面白さでもあり、生餌よりも強い部分でもある。

ルアーフィッシングにおいてルアーを餌の代わりではなくルアーはルアーだという認識を持つことが重要

というより、そう考えたほうがより効率的で実際にも正解(魚が釣れるということ)に結びつくことは多い



良く聞くでしょ!

「ボイルしてるのに全然ルアーに反応しない」、「○○を食ってるからルアーに反応しない」って言う話・・・


本当にそうなの?


多くの間違いは、「○○を捕食してるから○○に似たルアーを使う」こと

当然いままで話してきたことを理解していればシルエットを似せることにそんなに重要性は高くないことは分かるだろう

しかし、この場合「音」を捕食している○○にあわせることもあまり意味が無い


前回、シーバスにマッチ・ザ・ベイトはあまり考えなくても良いかもと話をしたのを覚えているだろうか?

厳密に言えば、マッチ・ザ・ベイトに音を完全に合わせることは不可能なのだ

ここでも所詮ルアーはルアーなのだということを潔く認めてしまうことのほうが大事!

そうすることでルアーが出せる音の種類の限界が見えてくるはずだ


限界が見えれば話は簡単!

だって無限大じゃ大変でしょ(^.^)


ルアーが出せる音には・・・

前回の補足編でメタルジグでも話した「ザー」っという水の流れる音

ミノーが左右に「ブリブリ」と頭を振る音

バイブレーションが小刻みに「ブルブル」と振動する音

テールスピナーやメタルジグが回転するときに出る「グルグル」と回転水流する音


ものすごく大雑把に分ければこの4つ

そう、シーバスアングラーなら誰でも知ってる音だよね


後は、これの強弱や刻みのリズム、硬軟といった違いである

実は、ある程度の種類のルアーを持っているアングラーは、皆やってることなのだ

後は、それを適材適所に使い分けたり微調整(ここが難しいんだけどね)が出来てないだけ・・・


なので「ボイルしてるのに食ってこない」場合は、何を捕食しているかを見極めることも大事だが、今現在どの音が好みなのかを探ることのほうが大事


では、実際どの音が好みなのかを探す上で一番最初に考えなくてはいけないのはなんだろうか?

答えは「ベイト」ではなく「状況」なのだ


状況とは・・・

1、時期(春夏秋冬)

2、時間(朝、昼、夕、夜)

3、狙うレンジ(浅いのか深いのか)

4、明かり(太陽、常夜灯とその影の濃淡)

5、水の流れ(潮の潮汐や河川の流れ等)

以上の5つを分析する必要がある。


と、今日はここまで・・・


次回は、5つの要素に絡めた効果的な音を考えていこう!

では(^_^)/~


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